![](https://311e6d4821.cbaul-cdnwnd.com/42bbf596e9d1ecd9048736b5b43e74cf/200000017-6bb5c6cb40/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%20%2865%29.png?ph=311e6d4821)
ほとけの言葉ってなんだろう?
photo by tokiko takahashi
「ほとけの言葉」
それは先人たちが身をもって残してくれた
『人生の羅針盤』
真宗のお寺の入り口には「伝道掲示板」というのが建っています
黒板だったり、マグネット版だったりします。ここに大きな字でなにか書いてあるのを見たことはありませんか?
そのお寺に住んでいるお坊さんやお坊さんの家族が、前を通る人、みーんなに教えを伝えたい!と様々な言葉を書いて発信しています。
これは仏教を軸とした考え方から、いろいろな場面の言葉を使って教えてくれています。
お釈迦様やしんらんさんの言葉はもちろん、その教えを含んだだれかが発した言葉、表現した言葉・・・
そんな言葉を見た時、
ぐっとこころに突き刺さって、涙がでたり、怒りがこみ上げたり、
「意味がわからない!」と時にはスルーしたり様々です。
「ごえんさん、これ間違ってるよ」といって来られる方も。
これは正しい反応です。
「共感」ばかりがよいのではないことを、お寺は解っています。
解っていて、その言葉を発信しています。
仏教はお釈迦様が人間の本質(真理ともいったりします)を説いたものです。
時代は変われど、なにも問題もなかった時代はありません。
次々降りかかってくる苦しみは人間に付きまとってきます。
それにまつわる沢山のできごとをどうやって
乗り越えたらいいのでしょう。
どうしてもどうしても乗り越えられない
苦しみ。
それに対して、お釈迦様は、
人間は、世の中は、こんなものですよ、と
教えてくれました。
人間という生き物がひき起こす苦しみ、悲
しみ。
今回のほとけの言葉は、明楽寺住職が仏教
を学んだすべての知識を使って様々な言葉
をセレクトしました。
もしかしたら共感できないかもしれません。
忘れてしまうかもしれません。分かりにくい
言葉かもしれません。
でも、これからの人生を歩んでいく途中に、
不思議と心の奥から湧いて出てきて、あなた
を助けてくれると信じています。
それは仏教を知らない人が発した言葉でも、
どこのだれだかわからない人の言葉でも
先人たちが、仏となって私たちに残した
言葉。
「しっかり今を生き抜くのですよ。」という言葉。
そしてその言葉はきっと、
あなたの「人生の羅針盤」となってくれることでしょう。
ぜひ、そんな言葉に出会っていただきたい、そんな願いを写真展に込めています。