photo by tokiko takahashi

「ほとけの言葉」

それは先人たちが身をもって残してくれた

『人生の羅針盤』

真宗のお寺の入り口には「伝道掲示板」というのが建っています

黒板だったり、マグネット版だったりします。ここに大きな字でなにか書いてあるのを見たことはありませんか?

そのお寺に住んでいるお坊さんやお坊さんの家族が、前を通る人、みーんなに教えを伝えたい!と様々な言葉を書いて発信しています。

これは仏教を軸とした考え方から、いろいろな場面の言葉を使って教えてくれています。

お釈迦様やしんらんさんの言葉はもちろん、その教えを含んだだれかが発した言葉、表現した言葉・・・



そんな言葉を見た時、

ぐっとこころに突き刺さって、涙がでたり、怒りがこみ上げたり、

「意味がわからない!」と時にはスルーしたり様々です。

「ごえんさん、これ間違ってるよ」といって来られる方も。


これは正しい反応です。


「共感」ばかりがよいのではないことを、お寺は解っています。

解っていて、その言葉を発信しています。

仏教はお釈迦様が人間の本質(真理ともいったりします)を説いたものです。

時代は変われど、なにも問題もなかった時代はありません。

次々降りかかってくる苦しみは人間に付きまとってきます。


それにまつわる沢山のできごとをどうやって

乗り越えたらいいのでしょう。

どうしてもどうしても乗り越えられない

苦しみ。


それに対して、お釈迦様は、

人間は、世の中は、こんなものですよ、と

教えてくれました。

人間という生き物がひき起こす苦しみ、悲

しみ。


今回のほとけの言葉は、明楽寺住職が仏教

を学んだすべての知識を使って様々な言葉

をセレクトしました。

もしかしたら共感できないかもしれません。

忘れてしまうかもしれません。分かりにくい

言葉かもしれません。

でも、これからの人生を歩んでいく途中に、

不思議と心の奥から湧いて出てきて、あなた

を助けてくれると信じています。


それは仏教を知らない人が発した言葉でも、

どこのだれだかわからない人の言葉でも

先人たちが、仏となって私たちに残した

言葉。


「しっかり今を生き抜くのですよ。」という言葉。


そしてその言葉はきっと、

あなたの「人生の羅針盤」となってくれることでしょう。


ぜひ、そんな言葉に出会っていただきたい、そんな願いを写真展に込めています。